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[海外ニュース]2018.5.12

比嘉に勝った新王者ロサレスがジムワーク再開

クリストファー・ロサレス

 WBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)が、戴冠から1ヵ月足らずでジムワークを再開した。4月15日に体重超過の比嘉大吾(22=白井・具志堅)に9回TKO勝ちを収めて王座を獲得したロサレスは、まだ初防衛戦は決まっていないが、「体重のことが気になるので、すぐにジムワークを始めることにした」と話している。

 ロサレスの現在の体重は126ポンド(約57.1キロ)で、フライ級リミットの112ポンド(約50.8キロ)を6.3キロ超えているという。身長169センチとフライ級では長身のロサレスにとっても減量は決して楽なものではないと思われる。そのロサレスは「(新トレーナーの)グスタボ・エレラ氏とは長いことコンビを組むことになりそうだ。チームがさらに強化されると思う」と話している。
 初防衛戦の相手や日程は決まっていないが、そう遠くない将来に指名挑戦権を持つアンドリュー・セルビー(英)との試合が義務づけられるものと思われる。両者は17年5月に英国で対戦し、ロサレスは初回にダウンを奪いながら12回判定負けを喫しているだけに雪辱にかける思いは強いものがあるはずだ。「私は絶対的な王者になりたいんだ。ディフェンスや戦略などを学び、気持ちの面では常に挑戦者でありたい」と23歳の新王者は話している。