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[海外ニュース]2018.5.9

「こちらに分がある」とジャック

バドゥ・ジャック

 WBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級タイトルマッチ、王者アドニス・スティーブンソン(40=ハイチ/カナダ)対挑戦者同級2位バドゥ・ジャック(34=スウェーデン/米)の12回戦は19日(日本時間20日)、カナダのトロントで行われる。この試合を前に、すでに2階級制覇を果たしているジャックは「私の方が強い相手と戦ってきた。アドバンテージは私にある」と自信をみせている。

 父親の出身地でもある西アフリカのガンビア代表として08年北京五輪に出場した実績を持つジャックは、15年4月にWBCスーパーミドル級、17年8月にWBA(世界ボクシング協会)ライトヘビー級で戴冠を果たしたが、いずれの王座も返上している。5度の世界戦(4勝1KO1分)は最近の3年間に集中しており、相手はすべて世界王者経験者という中身の濃さだ。こうした実績が自信に繋がっているのだろう。ジャックは「私は大きな試合で厳しい戦いを経験してきた。5人の世界王者経験者と戦ってきたんだ。こうした点が私のアドバンテージになるだろう。彼は試されていない。私は試合のなかで相手とどう向き合うべきか知っている」と話している。サウスポーのスティーブンソンは30戦29勝(24KO)1敗、ジャックは25戦22勝(13KO)1敗2分。オッズは17対11でスティーブンソン有利と出ている。