[前日計量]2018.5.5
今度はバトラー 決定戦を前に体重超過
ポール・バトラー
IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級王座決定戦、3位のエマヌエル・ロドリゲス(25=プエルトリコ)対4位ポール・バトラー(29=英)の12回戦は5日(日本時間6日)、英国ロンドンのO2アリーナで開催されるが、4日に行われた前日計量でバトラーが規定体重を3.5ポンド(約1.58キロ)上回る121.5キロを計測、失格となった。試合は行われるが、ロドリゲスが勝った場合のみ新王者誕生となる。
ロドリゲスが117.7ポンド(約53.4キロ)で問題なくクリアしたのに対し、元王者のバトラーは121.5ポンドで大幅にオーバーした。ルールに従って2時間の猶予が与えられたもののバトラーは再計量を拒み、この時点で戴冠の権利を失った。もともとスーパーフライ級がベスト体重だったバトラーだが、直近の5試合のうち4度はバンタム級オーバーの体重で戦っており、今年2月の前哨戦に関してはフェザー級に該当する124ポンド(約56.2キロ)だった。勝てば王座獲得となるロドリゲスは17戦全勝(12KO)、バトラーは27戦26勝(14KO)1敗。
この日のメインではトニー・ベリュー対デビッド・ヘイの元世界王者同士の英国人ライバル再戦が組まれている。昨年3月の初戦で11回TKO勝ちを収めている元WBC(世界ボクシング評議会)クルーザー級王者のベリューは32戦29勝(19KO)2敗1分、クルーザー級とヘビー級で世界制覇を成し遂げているヘイは31戦28勝(26KO)3敗。