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[海外ニュース]2018.4.25

ホワイトvsオルティスでヘビー級挑戦者決定戦

ルイス・オルティス

 WBC(世界ボクシング評議会)は同団体ヘビー級1位のディリアン・ホワイト(30=ジャマイカ/米)と、4位のルイス・オルティス(39=キューバ/米)に対し、挑戦者決定戦を行うよう指令を出した。交渉がまとまらない場合は5月25日に興行権入札を行うとしている。試合が実現した場合、勝者が7連続KO防衛中の王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)への指名挑戦権を手にすることになる。

 ホワイトは15年12月にアンソニー・ジョシュア(英)には7回TKO負けを喫したが、以後はディレック・チゾラ(ジンバブウェ/英)、ロバート・ヘレニアス(スウェーデン/フィンランド)、ルーカス・ブラウン(豪)らを下して7連勝(4KO)を収めている。7月に次戦を計画しているが、それが挑戦者決定戦になるかどうかは分からない。24戦23勝(17KO)1敗。一方、サウスポーのオルティスは元WBA(世界ボクシング協会)暫定王者で、今年3月にはワイルダーに挑んだが、激闘のすえ10回TKOで敗れた。実現すればホワイト戦が再起戦になりそうだ。31戦28勝(24KO)1敗2無効試合。
 現在、ヘビー級はWBAスーパー王座とIBF(国際ボクシング連盟)王座、WBO(世界ボクシング機構)を持つジョシュアと、WBC王者ワイルダーの統一戦がいつ実現するかが最大の焦点になっており、下交渉が進んでいると伝えられる。そんななか互いに1試合を挟む可能性もあり、ホワイトも対戦相手候補のひとりとして名前が挙がっている。ヘビー級トップ戦線がどう動いていくのか、リング外で展開される交渉にも注目していく必要がありそうだ。