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[海外ニュース]2018.4.3

ホワイトvsプーレフでヘビー級挑戦者決定戦

クブラト・プーレフ

 IBF(国際ボクシング連盟)はヘビー級2位のクブラト・プーレフ(36=ブルガリア)と4位のディリアン・ホワイト(29=ジャマイカ/英)に対し、挑戦者決定戦を行うよう指令を出した。ホワイトのプロモートを担当するエディ・ハーン氏が明かしたもので、勝者がWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とIBF王座、そしてWBO(世界ボクシング機構)を持つアンソニー・ジョシュア(28=英)への最優先挑戦権を得ることになる。

 もともとプーレフは昨年10月にIBFの指名挑戦者としてジョシュアに挑むことになっていたが、2週間前になって負傷したため辞退した。代わりに3位のカルロス・タカム(カメルーン/仏)が指名挑戦者としてジョシュアに挑んだ(10回TKO負け)。こうした経緯があったためプーレフは再び挑戦者決定戦を行うことになったわけだ。26戦25勝(13KO)1敗。
 一方のホワイトは15年12月に英連邦王座とWBC(世界ボクシング評議会)インターナショナル王座をかけてジョシュアと対戦したが、そのときは序盤のチャンスを生かせず7回TKO負けを喫している。その後はハーン氏とプロモート契約を結んで7連勝(4KO)をマークしている。通算戦績は24戦23勝(17KO)1敗。
 現在、ヘビー級は21戦全勝(20KO)のジョシュアが3団体の王座を占め、40戦全勝(39KO)のデオンタイ・ワイルダー(米)がWBC王座に君臨している。この両者が今秋か来春に4団体統一戦を行う動きがあるが、交渉は難航を極めることが確実視されている。そのため決戦を前にそれぞれが防衛戦を挟む可能性が高くなっており、その相手も注目されることになりそうだ。