スピード対策? ジョシュア 前戦より5キロ減
ヘビー級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とIBF(国際ボクシング連盟)王座を持つアンソニー・ジョシュア(28=英)と、WBO(世界ボクシング機構)王者ジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド/米)による無敗同士の王座統一戦は31日(日本時間4月1日)、英国カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる。30日には両選手が計量に臨み、ジョシュアは前戦よりも約5.3キロ減、パーカーも前戦より約3.8キロ軽い体重だった。
※ジョシュア対パーカーは4月1日(日)午前5時半からWOWOWプライム・チャンネルで生中継の予定
ジョシュアは昨年4月のウラジミール・クリチコ(ウクライナ)戦でキャリア初の250ポンド(約113.4キロ)を計測し、10月のカルロス・タカム(カメルーン/仏)とのV4戦ではさらに重い254ポンド(約115.2キロ)だった。クリチコ戦ではダウンを喫したものの2試合とも上々のパフォーマンスだったが、体重増を懸念する関係者や識者がいたのも事実だ。こうしたなか今回はスピードのあるパーカーが相手ということもあってか、ジョシュアは242.2ポンド(約109.8キロ)に抑えた。これは最近の11戦のなかでは最も絞り込まれた体重で、タカム戦よりも約5.3キロ軽いウェートだ。
これに対しパーカーは236.5ポンド(約107.2キロ)という体重だった。こちらも昨年9月のV2戦よりも8.5ポンド(約3.8キロ)軽い仕上がりだった。やはりスピード勝負という狙いがみえる。戦績はジョシュアが20戦全KO勝ち、パーカーが24戦全勝(18KO)。依然として5対1でジョシュア有利というオッズが出ている。
前座ではWBA(世界ボクシング協会)バンタム級タイトルマッチが予定されており、スーパー王者のライアン・バーネット(英)が117.8ポンド(約53.4キロ)、挑戦者のヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)が117ポンド(約53.0キロ)で問題なくパスした。昨年6月にIBF(国際ボクシング連盟)王座、10月にWBAスーパー王座を獲得し、今回の試合を前にIBF王座を返上したバーネットは18戦全勝(9KO)、元WBA暫定王者のパレホは24戦21勝(10KO)2敗1分。