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[海外ニュース]2018.3.30

仕切り直しのホーンvsクロフォードは6/9

クロフォードvsホーン

 WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級タイトルマッチ、王者ジェフ・ホーン(30=豪)対テレンス・クロフォード(30=米)の12回戦が6月9日、米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われることが正式決定した。両者は4月15日に対戦する予定だったが、クロフォードがスパーリングで右手を痛めたため延期が決まっていた。

テレンス・クロフォード

 仕切り直しの日程が決まったクロフォードは「6月9日にリングに戻ってWBOウェルター級王座を獲得する瞬間が待ち遠しい。ホーン陣営は、より大きく、より強く、よりパワフルになったクロフォードに直面することになるので、しっかり準備をしてきた方がいいだろう。それでも私はベルトを持ち去るよ」と自信満々だ。32戦全勝(23KO)。その予言どおりクロフォードが勝って3階級制覇を成し遂げれば、ウェルター級はWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とWBC(世界ボクシング評議会)王座を持つキース・サーマン(米)、IBF(国際ボクシング連盟)王者エロール・スペンス(米)との3強が形成されることになる。今年後半から来年にかけて頂上決戦が現実味を帯びてくる。
 これに対しマニー・パッキャオ(比)を破って手に入れた王座の2度目の防衛を目指すホーンは「もう一度、世界王座を防衛する必要がある。クロフォードはとても才能のある選手で尊敬に値する。でも、私は自分にまつわる疑念を払拭するつもりだ。たしかにクロフォードは優れた選手だが、勝つのは私だ」と、こちらも舌戦でも譲るつもりはさらさらなさそうだ。19戦18勝(12KO)1分。しかし、オッズは9対1という大差でクロフォード有利が続いている。