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[海外ニュース]2018.3.27

ヘビー級最終決戦は2019年春か

デオンタイ・ワイルダー

 WBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(32=米)のプロモートを担当するディベラ・エンタテインメント社のルー・ディベラ・プロモーターは、ワイルダー対アンソニー・ジョシュア(28=英)のヘビー級王座統一戦について、実現は来年になりそうだとメディアに明かしている。開催地については米国ネバダ州ラスベガスが最有力だという。

 ワイルダーとジョシュアのヘビー級王者同士の米英対決は昨年あたりから実現の機運が高まっており、3月31日(日本時間4月1日)のジョシュア対ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)のWBA(世界ボクシング協会)、IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)3団体王座統一戦が終われば一気に加速する可能性もあると見られていた。しかし、ジョシュア陣営はワイルダー戦を前に8月ごろに米国進出を企てており、すでにジャーレル・ミラー(米)が対戦相手としてピックアップされている。そうなるとワイルダーも1試合を挟むことになりそうだ。ディベラ氏は「(ワイルダー対ジョシュアは)おそらく2019年の早い時期に実現するだろう。開催地としてはラスベガスが有力だ」と話している。一方で「ワイルダーはどこででも戦う準備はできているので、十分な報酬が用意されるのであれば英国開催でも問題ない」と加えている。今回のパーカー戦でジョシュアは2500万ドル(約26億2500万円)を得るとみられており、ワイルダー戦が実現するとなると両者に30億円~40億円の報酬が最低保証されることになりそうだ。