[海外ニュース]2018.3.24
ワシームvsムサラネ IBFフライ級挑戦者決定戦
IBF(国際ボクシング連盟)は同団体フライ級最上位の3位モルティ・ムサラネ(35=南ア)と、5位のムハマド・ワシーム(30=パキスタン/韓国)に対し3月7日に挑戦者決定戦の対戦交渉を行うよう指令を出していたが、現時点では締結に至っていない。そのため4月3日に興行権入札を行うとアナウンスした。
現在、IBFのフライ級王座はドニー・ニエテス(比)が保持しているが、2月に指名挑戦者のファン・カルロス・レベコ(亜)を7回KOで退けて初防衛に成功している。ニエテスはスーパーフライ級に転向して井上尚弥(大橋)が返上したWBO王座の決定戦に出場する計画があり、すでに3月21日付のWBOランキングではスーパーフライ級1位にランクされている。IBFのフライ級王座を返上することになれば、場合によってはムサラネ対ワシームが王座決定戦に昇格する可能性も出てくる。
ムサラネは09年11月にIBFフライ級王座を獲得して4度の防衛を果たした元王者で、初防衛戦では現WBOバンタム級王者のゾラニ・テテ(南ア)からダウンを奪って5回TKO勝ちを収めている。37戦35勝(24KO)2敗。ワシームは8戦全勝(6KO)。