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[海外ニュース]2018.3.20

IBFのLヘビー級 ブレーマーに指名挑戦権

アルツール・ベテルビエフ

 IBF(国際ボクシング連盟)は同団体のライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(33=露/カナダ)と1位のマーカス・ブラウン(27=米)に対して指名戦を行うよう指令を出していたが、ブラウンがWBO(世界ボクシング機構)王者セルゲイ・コバレフ(34=露/米)への挑戦に舵を切ったため、新たに4位のユルゲン・ブレーマー(39=独)に最優先挑戦権を与えた。

 ベテルビエフは昨年11月の決定戦を制して戴冠を果たしており、初防衛戦は興行権入札に持ち込まれる予定だった。しかし、ブラウン側がWBO王座への挑戦を選択したため、入札は見送られた。こうしたなかIBFは4位にランクされる元王者ブレーマーにベテルビエフへの指名挑戦権を与えて対戦を打診している。ただ、ブレーマーは階級を落として賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」に参加したこともあり(準決勝を前に急病のため辞退)、今後に関しては不透明な面がある。状況によっては5位のドミニク・ボーセル(独)、6位のフランク・ブグリオニ(英)、7位のアンソニー・ヤーデ(英)あたりも挑戦圏内に入ってきそうだ。