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[海外ニュース]2018.3.15

クロフォードが右拳負傷 ホーン戦は延期

テレンス・クロフォード

 元世界2階級制覇王者で現在はWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級1位にランクされているテレンス・クロフォード(30=米)は、4月14日に米国ネバダ州ラスベガスで同級王者ジェフ・ホーン(30=豪)に挑戦する予定だったが、スパーリングで右拳を負傷したため試合は延期されることになった。骨や靭帯の損傷はないと報告されてり、5月下旬か6月2日に試合がリセットされる見込みだ。

 クロフォードは3階級制覇に向けて米国コロラド州コロラドスプリングスでトレーニングをしていたが、8日のスパーリングで相手の頭頂部を打った際に右拳を痛めたという。2日後にクロフォードはロサンゼルスで診察を受けたが、骨折や靭帯損傷の重傷ではないことが確認された。しかし、医師からは2週間の安静が必要との診断を受けたためホーン戦を延期することにした。
 これを受け、トリプル世界戦のひとつとして組まれていたジェシー・マグダレノ(米)対アイザック・ドグボー(ガーナ)のスーパーバンタム級WBO内統一戦は4月28日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアでの開催に移動した。また、IBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級タイトルマッチ、ジェルウィン・アンカハス(比)対ジョナス・スルタン(比)は、5月12日にニューヨークで行われるホルヘ・リナレス(帝拳)対ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)の前座か、5月下旬か6月上旬にリセットされる予定のホーン対クロフォードの前座に組み込まれる可能性が高い。