ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2018.3.13

「クロフォードは征服に値する山」とホーン

ジェフ・ホーン

 WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者ジェフ・ホーン(30=豪)は4月14日、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで元2階級制覇王者で現WBOウェルター級1位のテレンス・クロフォード(30=米)の挑戦を受ける。圧倒的に不利とみられているホーンだが、「クロフォードは優れた選手だが、私は彼に勝つために必要なものを備えている」と自信をみせている。

 ホーンは昨年7月のマニー・パッキャオ(比)戦で番狂わせを起こして現在の王座を獲得し、12月には初防衛も果たした。こうした自信が王者を支えているようだ。「クロフォードはカウンターが巧みな速くてパワフルな選手だが、私のようなタイプとは戦ったことがない」と話す。だが、ホーンのプロモートを担当するドゥコ・イベンツのディーン・ロナーガン氏は「山にたとえるならばパッキャオはキリマンジャロだったが、クロフォードはエベレストだ」と強い危機感を抱いている。これに関してもホーンは「登るのに値する山」と位置づけている。「私は世界王者なので、世界中が注目してほしい。このまま勝ち続ければ3試合か4試合やって引退するかもしれない」と話している。ホーンの自信とは逆に、オッズは9対1でクロフォードの圧倒的有利と出ている。ホーンは19戦18勝(12KO)1分、10度の世界戦(全勝7KO)を経験しているクロフォードは32戦全勝(23KO)。