[海外ニュース]2018.2.24
井上尚弥の旧敵 とうとう3連敗
リカルド・ロドリゲス

 昨年5月、来日して井上尚弥(24=大橋)の持つWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座に挑み、3回KO負けを喫したリカルド・ロドリゲス(28=メキシコ/米)は23日(日本時間24日)、米国フロリダ州キシミーで元世界ランカーのジョナサン・ゴンサレス(26=米/プエルトリコ)と対戦したが、10回判定負けという結果に終わった。これでロドリゲスは井上戦を含め3連敗となった。

昨年5月の井上戦

 井上戦ではまったく歯が立たずに3回で撃沈したロドリゲスは、5ヵ月後の再起戦で10回判定負けを喫しており、今回が再々起戦だった。しかし、3回に喫したダウンが響いてふたりのジャッジから95対94、96対93で敗者の烙印を押された。もうひとりは95対94で支持してくれただけにダメージのないダウンが惜しまれる。勝ったゴンサレスは24戦20勝(12KO)2敗1分1無効試合、3連敗の泥沼にはまったロドリゲスは22戦16勝(5KO)6敗。
 この日は16年リオデジャネイロ五輪フライ級に出場したアントニオ・バルガス(米)も登場、ルイス・サアベドラ(メキシコ)に6回判定勝ちを収め、デビューからの連勝を6(3KO)に伸ばした。サアベドラは12戦7勝(3KO)5敗。また、12年ロンドン大会、16年リオデジャネイロ大会と2度五輪に出場した経験を持つジェイビエル・シントロン(プエルトリコ)も出場、バンタム級6回戦でエドソン・ネリ(メキシコ)に判定勝ちを収めた。シントロンは3戦全勝(1KO)、ネリは4戦2勝(1KO)2敗。