[海外ニュース]2018.2.23
ジョシュア攻略に自信満々のパーカー
ジョセフ・パーカー
ヘビー級のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座とIBF(国際ボクシング)王座に君臨するアンソニー・ジョシュア(28=英)と、WBO(世界ボクシング機構)王者ジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド/米)による3団体統一戦は3月31日(日本時間4月1日)、英国カーディフのプリンシパリティ・スタジアムで行われる。7対1のオッズが示すようにジョシュア有利の声が多いが、パーカーは「スピードと角度を巧みにつかって攻略する」と自信をみせている。
パーカーはニュージーランド出身だが、いまは米国ネバダ州ラスベガスを拠点に活動しており、同じニュージーランド出身の元五輪銀メダリスト、ケビン・バリー・トレーナーとコンビを組んでいる。試合まで約5週間に迫ったが、調整は順調に進んでいるようだ。ライバル王者についてパーカーは「彼は自分の正面に立った相手に対しては強みを発揮するが、それは相手がすでに怖がっているからだ」と分析。攻略法については「速いペースで戦うこと。動いてスピードと角度を変えた攻防が重要になる。そうすれば攻略できる」と自信をみせている。
パーカーの共同プロモータでもあるトップランク社のボブ・アラム氏も「ジョシュアはとても優れた選手だが、頑丈なアゴを持っているとは思えない。それに対してパーカーは世界で最高の選手とはいえないかもしれないが、鉄のアゴを持っている。パーカーがジョシュアをKOしてしまうと思う」と予想している。今回の統一戦が5度目の防衛戦でもあるジョシュアが20戦全KO勝ち、3度目の防衛戦となるパーカーは24戦全勝(18KO)。