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[海外ニュース]2018.2.6

「奇跡の男」ジェイコブスの再起第2戦

奇跡の男!

 村田諒太(32=帝拳)の2代前のWBA(世界ボクシング協会)ミドル級レギュラー王者ダニエル・ジェイコブス(31=米)の再起第2戦は4月28日、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで予定されているが、その相手がWBC(世界ボクシング評議会)スーパーウェルター級1位、IBF(国際ボクシング)同級4位、WBO(世界ボクシング機構)ではミドル級6位にランクされるマシエイ・スレッキ(28=ポーランド/米)になる模様だ。ジェイコブスは骨肉腫を克服してリングに復帰しただけでなく世界王座にまで上り詰めた「奇跡の男」として知られている。

 ジェイコブスは14年8月にWBA王座を獲得して4連続KO防衛を果たしたが、昨年3月にWBAスーパー王座、WBC王座、IBF王座を持つゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)に判定負けを喫してベルトを失った。その後、11月に世界ランカーを下して再起を果たしている。35戦33勝(29KO)2敗。4月28日の再起第2戦の相手としてはゲイリー・オサリバン(アイルランド)、アンディ・リー(英/アイルランド)らが候補としてリストアップされていたが、どうやらスレッキに落ち着きそうだ。スレッキは2年前にはウーゴ・センテノ(米=現ミドル級世界ランカー)に10回TKO勝ち、昨年10月には元WBAスーパーウェルター級王者ジャック・クルカイ(エクアドル/米)に10回判定勝ちを収めるなど26戦全勝(10KO)の戦績を残している。