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[試合結果]2018.1.28

ブリエディスvsウシク クルーザー級王座統一戦

WBC・WBO 世界王座統一戦

 クルーザー級王座統一戦、WBC(世界ボクシング評議会)王者マイリス・ブリエディス(33=ラトビア)対WBO(世界ボクシング機構)王者オレクサンデル・ウシク(31=ウクライナ)の12回戦は27日(日本時間28日)、ラトビアの首都リガで行われた。賞金トーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」の準決勝でもあるこの一戦、ブリエディスが地元ファンに勝利をプレゼントしたのか、それとも6対1で有利とみられたサウスポーのウシクが底力を見せつけたのか。

〇オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)
 12回判定(2対0)
×マイリス・ブリエディス(ラトビア)

 サウスポーのウシクが右ジャブを突いて上々のスタートをみせ、2回には右フックも当てて優勢をアピール。しかし、3回になるとウシクはバッティングで右目上をカットして暗雲がたちこめた。地元の声援を背にWBC王者も奮闘したが、競ったラウンドはより多くウシクにポイントが流れた。7回、ウシクは左をヒットして突き放しにかかるが、ブリエディスも譲らない。終盤になっても競った展開は変わらなかったが、手数の多いWBO王者が印象点をかき集めた。採点はひとりが114対114のイーブンと採点したが、二者は115対113の2点差でウシクの勝利を支持した。
 WBC王座を吸収するとともにWBO王座の4度目の防衛を果たしたウシクは14戦全勝(11KO)にレコードを伸ばした。2月3日にロシアで行われるWBA(世界ボクシング協会)王者ジュニエル・ドルティコス(キューバ/米)対IBF(国際ボクシング連盟)王者ムラト・ガシエフ(露)の勝者と5月、4団体王座の統一とWBSSの覇権をかけてサウジアラビアで対戦する。2度目の防衛に失敗したブリエディスは24戦23勝(18KO)1敗。