[海外ニュース]2018.1.16
「ジョシュア対パーカーは長期戦」とワイルダー
アンソニー・ジョシュア
4強によるトーナメント戦の構図となったヘビー級で、WBC(世界ボクシング評議会)王座を6連続KO防衛中のデオンタイ・ワイルダー(32=米)が、3月31日に英国で行われるアンソニー・ジョシュア(28=英)対ジョセフ・パーカー(26=ニュージーランド/米)のWBA(世界ボクシング協会)スーパー王座、IBF(国際ボクシング連盟)王座、WBO(世界ボクシング機構)王座の統一戦について「勝負は長引くと思う」と予想している。ワイルダー自身は3月3日、米国ニューヨークで元WBA暫定王者ルイス・オルティス(38=キューバ/米)の挑戦を受ける。
デオンタイ・ワイルダ-
以前から統一戦を希望してきたワイルダーにとっては、やっと構想が具体化してきたという印象なのだろう。「ジョシュア対パーカーの勝者と戦う」と断言するワイルダーは、そのライバルたちの戦いについて「パーカーがどんな策を用いるのか。彼はジョシュアの距離にいると不利になる。彼は動きもあって頭もいいので、その点を生かして戦うだろう。好試合になるだろうが、勝負は長くなると思う」と予想している。
その4週間前に行う自身のV7戦については「私が勝つことは疑いようがない。オルティスをKOするだろう。私はKOを専門にしているノックアウト・アーティストだ」と自賛している。
ヘビー級4強の戦績は以下のとおり。ワイルダー:39戦全勝(38KO) オルティス:30戦28勝(24KO)2無効試合 ジョシュア:20戦全KO勝ち パーカー:24戦全勝(18KO)。オッズはワイルダー対オルティスが2対1、ジョシュア対パーカーが7対1で、いずれも前者有利という数字が出ている。