[海外ニュース]2018.1.10
「プレッシャーはない」と王者スペンス
エロール・スペンス
IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者エロール・スペンス(27=米)は20日(日本時間21日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで2階級制覇の実績を持つ前WBA(世界ボクシング協会)ウェルター級王者レイモント・ピーターソン(33=米)の挑戦を受ける。その初防衛戦を前にスペンスは「ピーターソンは経験豊富で勇敢な選手だが、プレッシャーはない」と話している。
初防衛戦を控えているエロール・スペンス
9日に行われた公開練習でスペンスはシャドーボクシングなどを披露し、調整が順調に進んでいることをアピール。英国でケル・ブルック(英)を11回KOで下して戴冠を果たしてから約8ヵ月が経ったが、スペンスは「スパーリングを続けてきたので問題はない。まったく心配していない」と不安を一蹴。そして「相手(ブルック)のホームで戦ってきたので、(今回は)プレッシャーを感じることはない。ピーターソンに勝って私がウェルター級最強であることを証明したい」と意気込みを口にした。
現在、ウェルター級はキース・サーマン(米)がWBAスーパー王座とWBC(世界ボクシング評議会)王座を保持し、スペンスがIBF王座、ジェフ・ホーン(豪)がWBO(世界ボクシング機構)王座に君臨している。このほか3階級制覇を狙ってテレンス・クロフォード(米)が参入してきたほか、ショーン・ポーター(米)、ダニー・ガルシア(米)、マニー・パッキャオ(比)、さらに27日にはルーカス・マティセ(亜)がWBAレギュラー王座決定戦に出場するなどホットな階級として注目されている。