[海外ニュース]2017.12.30
「リング誌」のMVPはロマチェンコ
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
米国の老舗専門誌「リング」は2017年の年間最優秀選手(MVP)にWBO(世界ボクシング機構)スーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(29=ウクライナ/米)を選んだ。また、年間最高試合には、4月に9万人の大観衆の前で行われたWBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級タイトルマッチ、アンソニー・ジョシュア(28=英)対ウラジミール・クリチコ(41=ウクライナ)のダウン応酬の激闘が選ばれた。
4試合連続で相手を棄権に追い込んでいるロマチェンコ
ロマチェンコは今年4月に前WBA王者のジェイソン・ソーサ(米)を9回終了TKO、8月にミゲール・マリアガ(コロンビア)を7回終了TKO、そして12月にはWBAスーパーバンタム級スーパー王者のギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)を6回終了TKOで退けた。16年11月のニコラス・ウォータース(ジャマイカ)戦を含めて4度の防衛ですべて相手を棄権に追い込んでおり、「ロマチェンコではなくノー・マス(もうやめた)・チェンコに名前を変えようか」と冗談を飛ばすほどだ。ロマチェンコは来年、3階級制覇を狙ってライト級進出が既定路線となっており、次戦で誰と戦うのか注目されている。