[前日計量]2017.12.16
サンダースvsレミュー
ビリー・ジョー・サンダース
WBO(世界ボクシング機構)ミドル級タイトルマッチ、王者ビリー・ジョー・サンダース(28=英)対同級2位の元IBF(国際ボクシング連盟)王者デビッド・レミュー(28=カナダ)の12回戦は16日(日本時間17日)、カナダのケベック州ラヴァルで行われる。試合前日の15日、両者は計量に臨み、ともにパスした。10月に村田諒太(31=帝拳)がWBA(世界ボクシング協会)王座を獲得して注目度を増したミドル級トップ戦線。明日、WBO王座をかけた戦いのゴングが鳴る。
前座ではWBC(世界ボクシング評議会)、WBOミドル級8位のアントワン・ダグラス(米)対WBC同級33位ゲイリー・オサリバン(英/アイルランド)のWBOインターコンチネンタル・ミドル級王座決定戦と、IBFスーパーライト級11位、WBC13位のクレトゥス・セルディン(米)対WBC同級38位のスーパーライト級超10回戦が行われる。
デビッド・レミュー
ともにミドル級リミットいっぱいの160ポンド(約72.5キロ)でパスしたが、一時はサンダース陣営のドミニク・イングル・トレーナーがレミューの計量時の静止時間が短いと抗議したためやり直すなど、ピリピリしたムードだった。特にプロ26戦目にして初めて敵地に乗り込むサンダース陣営は警戒心を強くしているようだ。10対9の僅差でオッズ上は有利とみられているサウスポーのサンダースは25戦全勝(12KO)、団体を変えて返り咲きを狙うレミューは41戦38勝(33KO)3敗。