[海外ニュース]2017.12.1
スペンス「100%集中」
エロール・スペンス

 IBF(国際ボクシング連盟)ウェルター級王者エロール・スペンス(27=米)は来年1月20日、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで前WBA(世界ボクシング協会)同級王者レイモント・ピーターソン(33=米)を相手に初防衛戦を行う。11月30日、その試合の共同記者会見がニューヨークで開かれた。今年5月にケル・ブルック(31=英)を下して戴冠を果たしたサウスポーのスペンスは「この試合に100%集中する」と話した。

エロール・スペンス

 WBAとWBC(世界ボクシング評議会)王座を保持するキース・サーマン(米)、下の階級から参入してきたテレンス・クロフォード(米)とともにウェルター級のトップ3としての評価を受けているスペンスは、大舞台に繋げるためにも今回の初防衛戦をクリアしなければならない。それだけに「ピーターソンがいかに危険な相手か分かっているので、その先のことを考えることはできない。以前、彼と一緒にトレーニングしたことがあり、どう戦えばいいかは分かっている。いまは100%集中し、ハングリーでなければならない。この試合に専念している」と気を引き締めている。22戦全勝(19KO)。
 これに対しWBA王座を返上してスペンスとの対戦を選択したピーターソンは「多くのことを見過ぎず、目の前の試合に集中するよう心掛けている。そうやって13年間、プロとしてやってきた。私は勝つために戦う」と意気込みを口にした。39戦35勝(17KO)3敗1分。