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[海外ニュース]2017.11.16

WBCはオルティスを罰せず

 WBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スライマン会長(47=メキシコ)は11月上旬、9月にドーピング違反が報告されたルイス・オルティス(38=キューバ/米)と話し合いの場を持ち、今後の対応を協議した。一部メディアが伝えるところによるとWBCは「高血圧の治療薬に禁止されている利尿剤クロロチアジドとヒドロクロロチアジドの成分が含まれていた」というオルティスの主張に耳を傾けたかたちで、11月の最新ランキングでは10月の2位から3位に下げたものの除外することは避けた。今後は検査を続けながら経過観察というかたちになり、オルティスの活動に支障はない見通しだ。
 オルティスのドーピング違反に関してはWBA(世界ボクシング協会)がいち早く対応し、18年9月まで同団体内での活動停止処分を下している。これは3年前のWBA暫定王座決定戦の際にドーピング違反を犯した前科があったためとされる。