[前日計量]2017.11.11
IBF Lヘビー級王座決定戦
ウォードの後釜争い
アンドレ・ウォード(米)の引退で空位になったIBF(国際ボクシング連盟)ライトヘビー級王座の決定戦が11日(日本時間12日)、米国カリフォルニア州フレズノで行われる。試合前日の10日には計量が行われ、2位のアルツール・ベテルビエフ(32=露/カナダ)、3位のエンリコ・コーリング(27=独)とも175ポンド(約79.3キロ)のリミットをクリアした。
12連続KOで戴冠狙うベテルビエフ
アマチュア時代にセルゲイ・コバレフ(露/米=元3団体統一世界ライトヘビー級王者)に2度勝ったほか08年北京五輪、12年ロンドン五輪に出場、09年の世界選手権では優勝しているベテルビエフは、13年6月のプロ転向から11戦すべてKO勝ちを収めている。プロでは初の大舞台を前にした計量では174.6ポンド(約79.1キロ)を計測した。24戦23勝(6KO)1敗のコーリングは174.4ポンド(約79.0キロ)だった。オッズは41対1でベテルビエフ有利とみられている。
前座ではホセ・カルロス・ラミレス(米)対マイク・リード(米)のWBC米大陸スーパーライト級タイトルマッチが行われる。WBC(世界ボクシング評議会)3位、WBO(世界ボクシング機構)5位に名を連ねる12年ロンドン五輪戦士のラミレスは20戦全勝(15KO)、WBO10位にランクされるサウスポーのリードは23戦全勝(12KO)。計量はラミレスが139.2ポンド(約63.1キロ)、リードが139ポンド(約63.0キロ)だった。