[海外ニュース]2017.9.21
要請受け主審交代

 WBO(世界ボクシング機構)ヘビー級タイトルマッチ、王者ジョセフ・パーカー(25=ニュージーランド/米)対挑戦者同級1位ヒューイ・フューリー(23=英)の12回戦は23日(日本時間24日)、英国マンチェスターで行われる。当初、この試合の主審はテリー・オコナー氏(英)が務める予定だったが、同氏がフューリーの最近の2試合を裁いていることなどからWBOに変更を要請。これを受け英国BBBC(コミッションに相当)はマーカス・マクドネル氏(英)を主審に起用することにした。

 試合3日前の時点ではマクドネル氏が主審として任命されているが、同氏も英国人であるうえ2年前にはフューリーの試合を裁いた経験を持っている。もともとパーカー対フューリーは5月にニュージーランドで行われるはずだったが、試合の2週間前になって挑戦者が負傷を理由にキャンセル。あらためて交渉が行われ、英国開催になった経緯がある。実力が拮抗しているなか相手国に乗り込んで防衛戦を行うパーカー陣営としては、神経質にならざるを得ない理由はいくつもあるわけだ。パーカー陣営がマクドネル氏で了承するのか、それとももうひと悶着あるのか。