[海外ニュース]2017.7.30
カルモナの再起戦
ダビド・カルモナ
昨年5月に来日して井上尚弥(24=大橋)の持つWBO(世界ボクシング機構)スーパーフライ級王座に挑戦、判定で敗れたものの善戦したダビド・カルモナ(26=メキシコ)が28日(日本時間29日)、米国フロリダ州キシミーでダニエル・ロサノ(27=米)と拳を交えた。今年3月、元王者カルロス・クアドラス(28=メキシコ)にも惜敗しているカルモナにとっては再起戦だった。
ダビド・カルモナ
当初、カルモナは別の相手と戦う予定だったが出場がかなわなくなったため、ロサノが代役としてリングに上がった。そのためバンタム級オーバーの119ポンド(約53.9キロ)のカルモナに対し、ロサノは122ポンド(約55.3キロ)と体重差のあるカードとなった。それでも15年3月にロサノに10回判定勝ちを収めているカルモナの勝利は不動と思われたが、意外な結果に終わった。2回、ロサノの強打を浴びたカルモナが2度のダウンを喫して敗れたのだ。KOタイムは2回2分33秒だった。これで井上戦、クアドラス戦と合わせて3連敗となったカルモナは30戦20勝(8KO)5敗5分。WBA(世界ボクシング協会)11位、WBC(世界ボクシング評議会)とWBOで15位にランクされていたが、この肩書も失うことが確実となった。一方、2年4ヵ月前のカルモナ戦を含めて3連敗中だったロサノは18戦14勝(11KO)4敗。