[海外ニュース]2017.6.27
ディレルvsウスカテギ 再戦へ
アンドレ・ディレル
IBF(国際ボクシング連盟)はこのほど、同団体スーパーミドル級暫定王者アンドレ・ディレル(33=米)と、3位のホセ・ウスカテギ(26=ベネズエラ/メキシコ)に対し再戦指令を出した。両者は今年5月20日、米国メリーランド州オクソンヒルで拳を交え、8回終了を告げるゴング後の加撃によりウスカテギが失格負け、ディレルが新暫定王者になった。その直後、ディレルのトレーナーがウスカテギを殴打するという事件にも発展していた。
アンドレ・ディレル
IBFはレフェリーが反則打を故意に打ったのか不可抗力だったのかの判断を示さず、さらにアナウンス前にディレルに相手の失格を伝えるミスを犯していた。ウスカテギ陣営からは裁定に対する抗議書が提出されていた。こうしたなかIBFは即再戦が最善と判断、両陣営にダイレクト・リマッチの指令を出した。なお、試合直後にウスカテギに左フックを浴びせたディレルのトレーナーで叔父のレオン・ローソンは暴行罪で逮捕され、禁固10年が科される見込みだ。