「ホーンは左も右も強い」
6階級制覇の実績を持つスーパースター、WBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(38=比)は7月2日、オーストラリアのブリスベンで同級1位ジェフ・ホーン(29=豪)の挑戦を受ける。その試合に向けてホーンとスパーリングを重ねてきたWBA(世界ボクシング協会)スーパーライト級3位のシーザー・アモンソット(31=比/豪)は「ホーンには勇気とハートがある」と話し、王者の苦戦もありえると予想している。
※パッキャオ対ホーンは7月2日(日)午前11時からWOWOWプライム・チャンネルで生中継の予定。
アモンソットは10年前にマイケル・カチディス(豪)の持つWBOライト級暫定王座に挑戦(12回判定負け)したこともあり、その後はPABA王座やWBAオセアニア暫定王座などを獲得している。10年からオーストラリアに主戦場を移し、2引き分けを挟んで16連勝(12KO)と好調を維持している。パッキャオと同じサウスポーということもありホーンのパートナーに選ばれたようだ。そのアモンソットは「ホーンは調子がいいし、パッキャオも好調だと聞いている。ホーンは左も右もパンチが強く、勇気があってハートも強い。耐久力もあるのでパッキャオは彼をKOするのに苦労すると思う」と話している。ちなみにパッキャオはWBAライト級7位のジョージ・カンボソス(豪/比)らとスパーリングを重ねてきたが、カンボソスは「パッキャオは速くて強いのでホーンは対応できないだろう。6回までにパッキャオがKO勝ちすると思う」と予想している。試合は7月2日、ブリスベンのサンコープ・スタジアムで行われる。セミではIBF(国際ボクシング連盟)スーパーフライ級タイトルマッチ、王者ジェルウィン・アンカハス(比)対帝里木下(千里馬神戸)の12回戦が組まれている。