[メキシコ情報]2017.5.28
元王者サリドの再起戦
オルランド・サリド
IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)フェザー級、WBOスーパーフェザー級の元王者オルランド・サリド(36=メキシコ)は27日(日本時間28日)、メキシコのソノラ州シウダーオブレゴンでアリスティデス・ペレス(36=コロンビア)と対戦した。2年前から世界戦で3試合続けて白星から見放されている(1敗2分)サリドは、2年8ヵ月ぶりの勝利を収めることができたのか。
オルランド・サリド
もともとサリドはタイの選手と対戦する予定だったが、ビザの不手際でメキシコ入りできなかったため相手がペレスに変更された。6年ぶりに地元のリングに上がったサリドはファンを喜ばせようと初回から積極的に攻めて出た。しかし、3回にペレスの右アッパーを浴びてサリドはダウン。辛うじて立ち上がり、距離を保ってダメージの回復を待たなければならなかった。4回からサリドは攻撃を再開し、3回の失点を埋めた。7回が終了するとペレスはコーナーを立たず、椅子に座ったままレフェリーの10カウントを聞いた。14年9月以来の勝利を飾ったサリドは62戦44勝(30KO)13敗4分1無効試合。3回に奪ったダウンのあとで攻めきれなかったことが惜しまれるペレスは42戦30勝(16KO)10敗2分。