[海外ニュース]2017.3.31
「KOを狙う」とフック
WBC(世界ボクシング評議会)クルーザー級王座決定戦、1位マイリス・ブリエディス(32=ラトビア)対2位のマルコ・フック(32=セルビア/独)の12回戦は4月1日(日本時間2日)、ドイツのドルトムントで行われる。試合を2日後に控えた30日に会見が行われ、両選手が試合に向けた意気込みを口にした。かつてWBO(世界ボクシング機構)王座を13度防衛した実績を持つフックは「私は常にKOを狙っている」と自信をみせた。
フックは「モハメド・アリ(米)やマイク・タイソン(米)が持っていたWBCの緑のベルトは私が欲しかったものでもある。その夢を実現させるときが来た。この試合はチェスのようなやりとりではなく、激しい戦いになるだろう。私はKOを狙う」と自信を口にした。これに対しラトビアのほか米国、英国、ドイツ、ギリシャ、ロシア、ポーランドなどで戦った経験を持つブリエディスは「土曜日の夜、私はひとりの戦士と戦術面で上回って彼を封じ込めることだ。ラウンドが進むごとに圧力を強めていくつもりだ」と、こちらも戴冠に自信をみせた。戦績はフックが44戦40勝(27KO)3敗1分、ブリエディスが21戦全勝(18KO)。オッズは7対4でブリエディス有利と出ている。