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[海外ニュース]2017.3.29

ベリューは名誉王者に

 このほどWBC(世界ボクシング評議会)は同団体のクルーザー級王者トニー・ベリュー(34=英)を「名誉王者」に認定することを決定した。ベリューは3月4日にヘビー級の元王者デビッド・ヘイ(36=英)と対戦して11回TKO勝ちを収めたが、今後のプランに関しては未定となっている。これを受け4月1日に行われる1位マイリス・ブリエディス(32=ラトビア)対2位マルコ・フック(32=セルビア/独)の勝者が新王者となることが確認された。

 WBCが定める名誉王者には防衛期限がなく、特権王者としての一面がある。過去にはビタリ・クリチコ(ウクライナ)やフロイド・メイウェザー(米)、バーナード・ホプキンス(米)、エリック・モラレス(メキシコ)のほか、日本では西岡利晃氏が認定された。今回のベリューはヘビー級に上げてヘイと対戦してTKO勝ちを収めた実績や体重の問題などが考慮されたものと思われる。ベリューは防衛義務を負わないが、復帰の際には優先的にレギュラー王者に挑む権利を有することになる。