[海外ニュース]2017.3.29
クルーザー級因縁の再戦
クルーザー級でWBC(世界ボクシング評議会)3位、IBF(国際ボクシング連盟)5位、WBO(世界ボクシング機構)11位にランクされるドミトリー・クドリャショフ(31=露)と、そのクドリャショフに2回TKO勝ちを収めているWBC4位、WBO6位のオランレワジュ・ドゥロドーラ(36=ナイジェリア/米)が5月20日、ロシアのロストフで対戦することになった。勝者が指名挑戦権を手にすることになる。
この両者は15年11月にロシアで対戦し、ドゥロドーラが番狂わせの2回TKO勝ちを収めている。そのドゥロドーラは半年後に現WBC1位のマイリス・ブリエディス(ラトビア)に9回TKO負けを喫し、こちらも足踏みをしたが、その後は3KO勝ちで上位に浮上してきた。クドリャショフも16年に2KO勝ちを収めて復調している。戦績はクドリャショフが21戦20勝(20KO)1敗、ドゥロドーラは28戦25勝(23KO)3敗。試合はクドリャショフの持つWBCシルバー王座の防衛戦として行われる。なお、WBCのクルーザー級王座はトニー・ベリュー(英)が持っていたが、このほど名誉王者にスライド。そのため4月1日に行われるブリエディス対マルコ・フック(セルビア/独)の勝者が新王者になる。