[試合結果]2017.2.25
WBCライトヘビー級挑戦者決定戦
WBC(世界ボクシング評議会)ライトヘビー級王者アドニス・スティーブンソン(39=ハイチ/カナダ)に対する指名挑戦者決定戦、1位エレイデル・アルバレス(32=コロンビア/カナダ)対7位ルシアン・ビュテ(36=ルーマニア/カナダ)の12回戦は24日(日本時間25日)、カナダのケベックで行われた。21戦全勝(10KO)のアルバレスが世界挑戦権を手にしたのか、それとも元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーミドル級王者のビュテが再浮上したのか。
サウスポーのビュテの強打を警戒したのかアルバレスは比較的慎重なスタートをきった。それでも2回にはビュテが鼻血、アルバレスも額をカットするなど、徐々にヒートアップ。3回、4回はビュテが上々の動きをみせた。迎えた5回、アルバレスの右が命中。ダメージを被ったビュテにさらにアルバレスが右を追撃すると元世界王者はダウン。ビュテはなんとか立ち上がろうと努力したが果たせず、レフェリーが試合をストップした。TKOタイムは5回2分22秒だった。アルバレスはしっかりと存在感を示し、デビューからの連勝を22(11KO)に伸ばした。王者スティーブンソンは4月29日に次戦を予定しているが、アルバレスがその相手になるかどうかは未定だ。一方、ここ7戦で2勝4敗1分となったビュテは「うまく戦っていたと思ったが、いいパンチを食ってしまった。これもボクシング」と完敗を認めた。37戦32勝(25KO)4敗1分。