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[海外ニュース]2017.2.7

元暫定王者カチディスが復帰

 WBO(世界ボクシング機構)ライト級暫定王座を2度獲得した実績を持つマイケル・カチディス(36=豪)が3月11日、オーストラリアのクィーンズランド州トゥーウンバで元世界ランカーのジョシュ・キング(31=豪)と対戦することになった。カチディスにとっては15年3月以来2年ぶり、キングにとっても15年11月以来のリングとなる。
 肉を切らせて骨を断つファイター型のカチディスは07年にWBO世界ライト級暫定王座を獲得したあと米国進出を果たしたが、ホエル・カサマヨル(キューバ/米)に敗れて陥落。09年に再び暫定王座を獲得したが、今度はファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)に敗れてベルトを失った。14年に戦線復帰を果たしたが、15年3月を最後にリングに上がっていなかった。38戦31勝(24KO)7敗。一方のキングはWBOオリエンタル王座やWBOアジア・パシフィック暫定王座を獲得して世界10傑入りを果たしたが、15年11月のWBOインターナショナル王座決定戦でリッキー・バーンズ(英=現WBAスーパーライト級王者)に11回KO負け。以後は活動実績がない。24戦20勝(9KO)4敗。オーストラリアでは今月3日、不惑を超えた元王者同士の対決、ダニー・グリーン対アンソニー・ムンディンの試合が行われ2万6000人の観客が集まった。カチディス対キングは「昔の名前対決」第2弾といったところか。