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[海外ニュース]2017.2.6

チュディノフ兄の再起6戦目

 元WBA(世界ボクシング協会)ミドル級暫定王者ドミトリー・チュディノフ(30=露)は4日(日本時間5日)、ロシアの首都モスクワでゾルタン・パップ(38=ハンガリー)を相手にライトヘビー級8回戦に臨んだ。現在、WBAでミドル級7位、WBC(世界ボクシング評議会)でスーパーミドル級20位にランクされるチュディノフにとっては、15年2月に暫定王座を失ってからこれが6戦目となる。
 暫定とはいえ一時は弟の元WBAスーパーミドル級王者フェドル・チュディノフと同時期に世界王座についていたチュディノフと、世界的な実績が皆無のパップとでは実力に差があった。初回2分過ぎにダウンを奪ったチュディノフは、再開後すぐに左フックをボディに打ち込んでダウンを追加、この日の仕事を163秒で終えた。これで無冠に戻ってから6連勝(4KO)のチュディノフは、IBF(国際ボクシング連盟)スーパーミドル級王者ジェームス・デゲール(英)への挑戦を希望している。23戦20勝(13KO)1敗2分。パップは19戦14勝(10KO)4敗1分。