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[海外ニュース]2017.2.3

ブリッグスvsオケンドは入札

 WBA(世界ボクシング協会)選手権委員会は同団体のヘビー級王座決定戦、4位シャノン・ブリッグス(45=米)対5位フレス・オケンド(43=プエルトリコ/米)の興行権入札を2月13日にパナマのWBA本部で行うと発表した。WBAは両陣営に対し1月2日から30日間の交渉期間を与えたが、契約締結には至らなかったと説明している。
 WBAのヘビー級王座は1年前までルスラン・チャガエフ(ウズベキスタン/独)が保持していたが、昨年3月にルーカス・ブラウン(豪)に10回TKO負けを喫して陥落。しかし、試合後に新王者のブラウンから違反物質が検出されたため、WBAはベルトを剥奪してチャガエフに王座を返還した。ところがチャガエフはオケンドとの指名防衛戦に難色を示し、試合の意思表示をしなかったため、これも剥奪となった。王座は再び空位になり、サスペンド期間が過ぎたブラウンとブリッグスで決定戦が行われることになったが、そんな矢先に再びブラウンのドーピング違反が発覚。こんな迷走を経て45歳のブリッグスと43歳のオケンドで決定戦が行われることになったわけだ。
 2月13日にパナマのWBA本部で行われる興行権入札では、参加するプロモーターが両選手の合計報酬を提示することになるが、WBAは今回の試合の最低入札額を100万ドル(約1億1300万円)としており、分配比率は50%ずつとなっている。元WBO王者のブリッグスは68戦60勝(53KO)6敗1分1無効試合。14年7月から試合をしていないオケンドは45戦37勝(24KO)8敗。勝者は3位にランクされる40歳のアレクサンデル・ウスティノフ(露/ベラルーシ)との指名防衛戦の義務を負う。