ボクシングモバイルニュース
[海外ニュース]2017.1.27

元王者マリナッジが英国遠征

霧のロンドン
 スーパーライト級とウェルター級を制覇した実績を持つ元世界王者ポール・マリナッジ(36=米)が3月4日、英国ロンドンのO2アリーナでサム・エギントン(23=英)の持つWBC(世界ボクシング評議会)インターナショナル・ウェルター級王座に挑むことになった。マリナッジはプロ44戦目で3度目の英国遠征試合となる。試合は元世界2階級制覇王者デビッド・ヘイ(36=英)対現WBC世界クルーザー級王者トニー・ベリュー(34=英)のヘビー級12回戦の前座で行われる。
ポール・マリナッジ
 「マジックマン」の異名を持つマリナッジはスピードとフットワークで相手を翻弄するスタイルで米国東海岸を中心に人気を集めたが、近年はショーン・ポーター(米)やダニー・ガルシア(米)らのパワーの前にTKO負けを喫し、現在はWBC19位に甘んじている。直近の3試合では勝利を収めているが、そのうちの2試合はイタリア、英国でのものだ。43戦36勝(7KO)7敗。一方、ビッグネームの挑戦を受けるWBC15位のエギントンは22戦19勝(11KO)3敗の戦績を残している23歳のホープで、昨年10月に獲得したWBCインター王座の初防衛戦となる。