[海外ニュース]2017.1.24
五輪連覇アダムスがプロ転向
 12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪でフライ級連覇を果たしたニコラ・アダムス(34=英)が英国のフランク・ウォーレン・プロモーターと契約を交わし、プロに転向することになった。デビュー戦は4月8日、英国マンチェスターで行われるテリー・フラナガン(27=英)対ペトロ・ペトロフ(33=露/スペイン)のWBO(世界ボクシング機構)ライト級タイトルマッチの前座で行われる。
 アダムスは女子ボクシング競技が初めて採用されたロンドン五輪フライ級で金メダルを獲得し、昨夏のリオ五輪も制した。20年の東京五輪も目指すとみられていたが、プロ転向の道を選んだ。アダムスは「五輪で優勝してプロでも世界王者になったモハメド・アリ(米)が私のヒーロー。プロで世界王者になるという新しい挑戦に向かっていく」と意気込みを口にしている。デビュー戦は4月8日で、無傷で勝つことを前提に5月13日に第2戦が計画されている。デビュー戦、2戦目とも相手は未定。16年リオ五輪の女子金メダリストではミドル級のクラレッサ・シールズ(米=12年ロンドン大会も金)が昨年11月にプロデビューを飾っている。