[海外ニュース]2017.1.19
クルーザー級に暫定王座
 WBC(世界ボクシング評議会)はクルーザー級に暫定王座を設けることを決め、その決定戦が4月1日にドイツのドルトムントで行われる。カードは1位のマイリス・ブリエディス(32=ラトビア)対元WBO(世界ボクシング機構)王者で現WBC2位のマルコ・フック(32=セルビア/独)。WBCクルーザー級王座はトニー・ベリュー(34=英)が持っているが、3月4日にヘビー級のデビッド・ヘイ(36=英)と対戦するため防衛戦が先延ばしになることから今回の措置となった。
 ブリエディスは出身国の北欧ラトビア以外に米国、ロシア、ポーランド、ギリシャ、英国、ドイツなど世界各地を転戦して21戦全勝(18KO)というレコードを残している。現在は7連続KOと勢いがある。対するフックはWBO王座を13度防衛したが、15年8月にクシシュトフ・グロワキ(ポーランド)に11回KO負けを喫して退位。その後は2連勝(1KO)を収めている。44戦40勝(27KO)3敗1分。なお、ベリューはヘイ戦後に暫定王者との団体内統一戦の義務を負うが、王座を返上する場合はブリエディス対フックの勝者が正規王者に昇格することになるという。