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[海外ニュース]2017.1.18

KO決着を誓うシーサケット

ローマン・ゴンサレス
 3月18日に米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)でWBC(世界ボクシング評議会)スーパーフライ級王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア)に挑む同級2位で元王者のシーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)が、「ゴンサレスのことは尊敬しているが、勝負は12回までいかない」と事実上のKO決着宣言をしている。
ローマン・ゴンサレス
 シーサケットは13年5月に佐藤洋太(協栄)を8回TKOで破ってWBC世界スーパーフライ級王者になったが、2度目の防衛戦でカルロス・クアドラス(メキシコ)に8回負傷判定負けを喫して王座を失った。昨年9月、そのクアドラスを下して戴冠を果たしたのがゴンサレスだ。つまりシーサケットはゴンサレスの2代前の王者ということになる。返り咲きを狙って初めて米国のリングに上がるシーサケットは「MSGで戦うことは夢だった。米国のファンは私のことを知らないかもしれないが、私はKOするパワーを持っている。私はゴンサレスがダメージを与えることのできなかったクアドラスを痛めつけている。ゴンサレスに勝てると信じている。勝負は12回までいかないだろう」と自信をみせている。ゴンサレスは46戦全勝(38KO)、クアドラス戦後は14連勝、目下13連続KO勝ちのシーサケットは46戦41勝(38KO)4敗1分。
ゲンナディ・ゴロフキン
 この日はトリプル世界戦としてゴンサレス対シーサケットのほかにゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)対ダニエル・ジェイコブス(米)のミドル級タイトルマッチ、WBO(世界ボクシング機構)クルーザー級王者オレクサンデル・ウシク(ウクライナ)の2度目の防衛戦(相手未定)が組まれている。