[海外ニュース]2017.1.18
ブリージールの相手はウゴノー
 昨年6月にIBF(国際ボクシング連盟)ヘビー級王座に挑んでアンソニー・ジョシュア(27=英)に7回TKO負けを喫したドミニク・ブリージール(31=米)が2月25日、米国アラバマ州バーミンガムでIBFとWBO(世界ボクシング機構)で11位にランクされるイズアグベ・ウゴノー(30=ポーランド/米)と再起戦を行うことになった。ブリージールもWBC(世界ボクシング評議会)17位にランクされているが、厳しい戦いが予想される。
 ブリージールはアルツール・ズピルカ(ポーランド)との再起戦が内定していたが、ズピルカが「もっと調整期間がほしい」として降りたため、相手がウゴノーに変更された経緯がある。このウゴノーはアフリカ系ポーランド人で、10年にポーランドでプロデビュー。14年10月の10戦目から主戦場をニュージーランドに移した。現在は米国ラスベガスに住み、WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)と同じケビン・バリー・トレーナーに師事している。17戦全勝(14KO)。
 再起戦でそんな強敵を迎えるブリージール(18戦17勝15KO1敗)は「彼のことは2週間前に聞いて知ったばかりだ。私は勝利よりも多くのことを敗北から学び、休養を経てここにいる。もう戦闘準備ができているので早く戦いたい」と意気込んでいる。この日のメインでは37戦全勝(36KO)のデオンタイ・ワイルダー(米)がアンドレイ・ワウルジク(ポーランド)を相手にWBC(世界ボクシング評議会)ヘビー級王座の5度目の防衛戦を行うことになっている。