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[海外ニュース]2017.1.11

ワイルダー 4月に統一戦希望

デオンタイ・ワイルダー
 37戦全勝(36KO)という驚異的なレコードを誇るWBC世界ヘビー級王者デオンタイ・ワイルダー(31=米)は2月25日、米国アラバマ州バーミンガムでアンドレイ・ワウルジク(29=ポーランド)を相手に5度目の防衛戦に臨むが、これを無傷でクリアすることを前提に4月にはWBO王者ジョセフ・パーカー(24=ニュージーランド/米)との統一戦を希望している。
デオンタイ・ワイルダー
 ルーキー時代には年間7試合をこなしたこともあるワイルダーは2年前に世界王座を獲得後、2度にわたる拳の負傷がありながら比較的コンスタントに4度の防衛をこなしてきた。ワイルダー自身は「1年に少なくとも4度の防衛戦をしたい」と話しているほどだ。今回も昨年7月のV4戦で右拳の骨折と右上腕部を負傷しながら7ヵ月で戦線復帰する。「もう拳は100%問題ない。私の陣営はすでに次戦を4月に計画していて、その話も進めている」とワイルダーは話す。その相手についてWBO王者のパーカーの名前が挙がっているというわけだ。「彼のWBOベルトと私のWBCベルトをかけて戦いたい」とワイルダーは対抗王者にラブコールを送っているが、昨年12月に戴冠を果たしたばかりのパーカーがそう簡単に怪物王者との統一戦に応じるとは思えない。WBCの指名挑戦者が決まっていないこともあり、しばらくワイルダーは自由選択試合が続きそうだ。