[海外ニュース]2017.1.11
ブルックvsカーン 交渉継続中
ケル・ブルック
 IBF世界ウェルター級王者ケル・ブルック(30=英)と元WBA&IBF世界スーパーライト級王者で現WBCウェルター級1位アミール・カーン(30=英)の対決の交渉が、実現に向けて継続されている。一部メディアでは4月か5月に実現するのではないかと報じられている。
ケル・ブルック
 ブルックは昨年9月にゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)の持つ世界ミドル級王座に挑んで5回TKO負けを喫し、この試合でアゴを骨折したがウェルター級での再起を宣言している。IBFからは1位のエロール・スペンス(米)との防衛戦を課されているが、一方でカーンとの対戦も模索していると伝えられる。カーンは「私と彼の試合が実現するとしたらウェルター級(での試合)になるだろう。条件しだいではあるが、すごく興味を持っている」と話している。カーンも昨年5月にミドル級のWBC王座に挑み、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)に6回KO負けを喫したが、ウェルター級での戦線復帰を表明している。37戦36勝(25KO)1敗のブルック、35戦31勝(19KO)4敗のカーン。実績も知名度も十分にある英国のスター選手同士のカードだけに、実現するかどうか大いに注目されるところだ。一部では「5月27日、英国開催」という報道もあり、オッズは5対4でブルック有利と出ている。はたして実現するのか――。