[海外ニュース]2017.1.5
「Sミドル級最強は私だ」
バドゥ・ジャック
 14日(日本時間15日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われる予定のスーパーミドル級王座統一戦を前に、WBC王者バドゥ・ジャック(33=スウェーデン/米)とIBF王者ジェームス・デゲール(30=英)が「私こそがスーパーミドル級最強だ」と自信を口にしている。
バドゥ・ジャック
 ジャックは15年4月に王座を獲得したものの初防衛戦はジョージ・グローブス(英)からダウンを奪いながら2対1の判定、V2戦はルシアン・ビュテ(ルーマニア/カナダ)と引き分けと際どい勝負が続いている。それだけにIBF王座もコレクションに加えて力を証明したいところだ。「ハードなトレーニングを続けてきた。私がベストだということを早く証明したい。たしかにビュテとの試合はドローだったが、それは過去のことでデゲール戦には関係ない。(デゲール戦は)戦争になりそうだ」と話している。  これに対して08年北京五輪ミドル級金メダリストの変則サウスポーは、15年5月の戴冠試合と2度の防衛戦でいずれも判定勝ちを収めている。人気を上げるためにはKOがほしいところだ。デゲールは「この階級では私が最強だ。ジャックはその座を狙ってくる。彼は基本に忠実な選手だが、特別なものがない。それに対して私はスピードと動きで上回っている。彼は驚くだろう」と自信をみせている。戦績はジャックが23戦20勝(12KO)1敗2分、デゲールが24戦23勝(14KO)1敗。オッズは5対2でデゲール有利と出ている。