[記者会見]2016.12.9
パーカー「チャンスを生かす」
タイソン・フューリー(28=英)が返上して空位になったWBO世界ヘビー級王座の決定戦が10日、ニュージーランドのオークランドで行われる。8日には試合に出場する1位のジョセフ・パーカー(24=ニュージーランド/米)と3位のアンディ・ルイス(27=メキシコ)が共同会見に臨み、ともに抱負を口にした。
21戦全勝(18KO)のパーカーは「たくさんの人のサポートが私の発奮材料になっている。アンディ(ルイス)はベルトを持ち帰りたいし、私は手元に置いておきたい。彼がナイスガイだということは知っているし、私たちの間に憎悪はないが、土曜日の夜にベル(ゴング)が鳴ったら私たちはスイッチを入れることになり、ともにKOを狙うだろう」と話した。これに対し29戦全勝(19KO)のルイスは「これは大きなチャンスだ。私は負けるためにニュージーランドに来たわけではない。多くの人が私のことを侮っているようだが、私はハードなトレーニングを積んできた。ベルトを持たずにニュージーランドを出るつもりはない」と決意を口にした。大混乱状態のなか紆余曲折のすえにニュージーランド開催にこぎつけた今回のWBO王座決定戦。どちらがベルトを腰に巻くのか注目度される。オッズは地元のパーカーが10対3で有利とみられている。