[前日計量]2016.12.3
モスクワのダブル世界戦
3日(日本時間4日)、ロシアも首都モスクワではクルーザー級とスーパーライト級のダブル世界戦が予定されている。2日にはWBA、IBF世界クルーザー級王者のデニス・レベデフ(37=露)と挑戦者のWBA6位、IBF2位ムラト・ガシエフ(23=露)、IBF世界スーパーライト級王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=露)と挑戦者同級15位ジュリアス・インドゴ(33=ナミビア)の4選手が計量に臨んだ。
5年前にWBA王座(当時は暫定王座)を獲得してからIBF王座吸収も含めて6度の防衛を果たしてきたサウスポーのレベデフは199.7ポンド(約90.6キロ)、「もうレベデフの時代じゃない」と挑発してきたガシエフは198.4ポンド(約89.9キロ)だった。マニー・パッキャオ(比)らを指導しているフレディ・ローチ・トレーナーと組んでいるレベデフは31戦29勝(22KO)2敗。ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)のトレーナーとして知られるアベル・サンチェス氏に師事するガシモフは24戦23勝(17KO)1無効試合。オッズは3対2でレベデフ有利と出ている。
また、9月に小原佳太(三迫)の挑戦を2回TKOで退けたあと3ヵ月足らずの短いスパンでV3戦に臨むトロヤノフスキーは139.7ポンド(約63.3キロ)、ナミビアを出て初の試合となるWBOアフリカ王者のインドゴは、140ポンド(約63.5キロ)のリミットに対して138.2ポンド(約62.7ポンド)と軽めだった。戦績はトロヤノフスキーが25戦全勝(22KO)、インドゴが20戦全勝(10KO)。オッズは12対1で王者有利と出ている。