[海外ニュース]2016.12.2
米国進出のウシク
17日(日本時間18日)、米国カリフォルニア州イングルウッドのフォーラムでタビソ・ムチュヌ(28=南ア)を相手に初防衛戦に臨むWBO世界クルーザー級王者オレクサンデル・ウシク(29=ウクライナ)が、次戦に勝てばV2戦も米国で行う可能性が高まった。
村田諒太(帝拳)やワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/米)、アンソニー・ジョシュア(英)らとともに12年ロンドン五輪で金メダルを獲得したウシクは、ビタリ&ウラジミールのクリチコ兄弟が代表を務めるK2プロモーションズと契約してプロに転向。今年9月、クシシュトフ・グロワキ(ポーランド)を下し、プロ10戦目(全勝9KO)で世界王座を獲得した。今回のムチュヌ戦が初の米国進出試合となる。ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/米)のプロモートも担当しているK2プロのトム・ローフラー氏は、ウシクがムチュヌ戦をクリアした場合、ゴロフキンが次戦を予定している来年3月18日のニューヨーク興行にウシクも出場させる方向で話を進めている。ロマチェンコやゴロフキンのように米国での成功の歩みをウシクもできるかどうか。そのためには、ただ勝つだけでなく豪快なKO防衛がノルマといえる。