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[海外ニュース]2016.11.29

16連勝狙う村田の旧敵

エスキバ・ファルカン
 アマチュア時代に11年世界選手権、12年ロンドン五輪でいずれも村田諒太(30=帝拳)に惜敗して銅メダル、銀メダルに終わったエスキーバ・ファルカン(26=ブラジル)が12月2日(日本時間3日)、米国カリフォルニア州フレズノでプロ16戦目のリングに上がる。プロでも先陣争いで村田の後塵を拝しているファルカンだが、8回戦に進んでからは7連続KOと好調だ。
エスキバ・ファルカン
 サウスポーのファルカンは11年世界選手権では準決勝で24対11の大差で村田に敗れ、12年ロンドン五輪決勝では14対13の1ポイント差で涙をのんだ。トップランク社と契約を交わして14年2月にプロに転向し、ここまで15戦全勝(12KO)をマークしている。まだ強豪との対戦がないため世界ランクには入っていないが、来年は勝負に出てきそうだ。16戦目の相手は17戦14勝(8KO)3敗の26歳、ゲラルド・イバラ(米)。昨年4月にエスキーバの兄でロンドン五輪ライトヘビー級銅のヤマグチ・ファルカンに8回判定負けを喫するなど、このところ3連敗と武運から見放されている。ファルカンが連続KO勝ちを8に伸ばしそうだ。  この日はファルカンと同じ12年ロンドン五輪出場組のホセ・カルロス・ラミレス(米)がメインを務めることになっている。五輪ではライト級8強に甘んじたラミレスだが、プロではWBC米大陸スーパーライト級王座を獲得するなど18戦全勝(13KO)と負け知らずで、現在はWBC11位にランクされている。最近は戦線復帰前のマニー・パッキャオ(比)のスパーリング・パートナーを務めて話題になった。なお、ラミレスの相手は、当初予定されたガブリエル・ブラセロ(米)から21戦18勝(7KO)3敗のイッソフ・キンダ(ブルキナファソ/米)に変更された。