[海外ニュース]2016.11.24
12/10 “キングコング”再登場
ルイス・オルティス
 「キングコング」の異名を持つ前WBA世界ヘビー級暫定王者ルイス・オルティス(37=キューバ/米)が12月10日、英国マンチェスターで行われるアンソニー・ジョシュア(27=英)対エリック・モリナ(34=米)のIBF世界ヘビー級タイトルマッチの前座に出場することになった。オルティスは今月12日にモナコで12回判定勝ちを収めたばかりで、1ヵ月弱の短期間で2度の実戦となる。
ルイス・オルティス
 オルティスは9月にゴールデンボーイ・プロモーションズを離れ、新たにジョシュアらを擁する英国マッチルーム・ボクシングと契約を交わした。モナコでの試合は新チームでの初戦だった。もともと12月10日に次戦が計画されてはいたが、11月12日のマリク・スコット(米)戦が12回の長丁場だったこともあり出場は見送られるのではないかとも思われたが、オルティスはOKした。相手は英国の24歳、11戦9勝(6KO)1敗1分のデーブ・アレン。この敗北は7月にWBC10位のディリアン・ホワイト(英)に判定で敗れたもので、オルティス戦が再起戦となる。28戦26勝(22KO)2無効試合の「キングコング」が、サウスポーから繰り出す強打で若手をキャンバスに沈めそうだ。マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーン・プロモーターは、来年後半にもジョシュア対オルティスを実現させたい意向と伝えられる。