[海外ニュース]2016.10.21
12/10 パーカーvsルイス 決定
 タイソン・フューリー(28=英)の返上によって空位になったWBO世界ヘビー級王座の決定戦が、1位ジョセフ・パーカー(24=ニュージーランド/米)対3位アンディ・ルイス(27=メキシコ/米)のカードで12月10日、ニュージーランドのオークランドで行われることが決定した。WBO王座を巡っては1ヵ月前から三転四転してきたが、ひとまず順当なところに落ち着いたようだ。
(左)クリチコ (右)フューリー
 もともとはフューリーが10月29日に前王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)との再戦を行う予定になっていたが、9月下旬になって健康上の理由を持ち出して延期を要請。コカイン使用が表沙汰になると10月に入ってWBAのスーパー王座とWBO王座を返上してしまった。これを受けパーカー陣営とルイス陣営が王座決定戦に動いたが、WBOは「上位4人のトーナメント戦で新王者を決めるプランがある」として両者の対戦に待ったをかけた。しかし、17日から始まったWBO総会の席で、一転してパーカー対ルイスが王座決定戦として認可された。併せて勝者が4位のデビッド・ヘイ(英)と120日以内に指名防衛戦を行うことも確認された。パーカーは21戦全勝(18KO)、ルイスは29戦全勝(19KO)。パーカーが勝てばニュージーランド初、ルイスが勝てばメキシコ初の世界ヘビー級王者となる。