[海外ニュース]2016.9.30
ロマゴンのフライ級王座返上で見えてきた
ロマゴンと八重樫東
 9月10日にカルロス・クアドラス(28=メキシコ)を判定で下して4階級制覇を成し遂げたWBC世界スーパーフライ級王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア/帝拳)が、このほどWBC世界フライ級王座を返上した。
スーパーフライ級王者
 ゴンサレスのフライ級王座返上にともないWBCは1位のナワポン・ソー・ルンビサイ(25=タイ)と2位のファン・エルナンデス(29=メキシコ)のカードで決定戦を行うことを決め、両陣営に対し交渉をまとめるよう通達を出した。交渉が不調に終わった場合は興行権入札が行われる。ナワポンは36戦全勝(28KO)のWBCアジア王者だが、力量が計れるような相手との対戦は皆無といえる。一方のエルナンデスは11年8月に井岡一翔(井岡)の持つWBCミニマム級王座に挑んで判定負けを喫したのに続く2度目の世界挑戦となる。井岡戦後は15連勝(11KO)と好調を維持している。
ロマゴン世界戦後のリングに井上尚弥が登場
 ロマゴンがスーパーフライ級に主戦場を完全移行したことで、いよいよWBO世界王者の井上尚弥(大橋)との世界王座統一戦が現実味を帯びてきた。